ごえんぼう

2017年07月06日(Thu曜日)

 日本の紡績会社名を、一般消費者までもが知っている地域が海外にある。中東だ。中東の男性が着用するワンピースのような白い民族衣装をトーブという。オーダーメードするトーブに日本の「○○ボー」の生地を使うことは、彼らにとってのステータスになっている▼その日本製トーブ地の中でも高級だと位置付けられているブランドの一つが「シキボウ」。その中東へ同社は、消臭加工生地使いの肌着を売り込もうとしている。価格は3枚20㌦。高価格帯を狙う。パッケージには大きな文字で「shikibo」と標記してある▼素材メーカーが、自社ブランドの肌着を、それも海外で売ろうとしていることに驚いたが、社名が高級生地の代名詞として認知されている中東でなら、確かに成功の可能性はある▼ブランドを、高級品の代名詞として認知させるには、気の遠くなるような時間と労力、資金が必要だが、その効用もまた大きい。