香港発祥の上海灘 イタリア実業家へ売却

2017年07月06日(Thu曜日) 午前11時16分

 香港のプライベートエクイティ(PE)ファンド、カシア・インベストメンツは3日、イタリアの実業家であるアレッサンドロ・バスタリ氏と組み、高級ブランドを展開するスイスのリシュモンから、香港発の高級ファッションブランド「上海灘」を買収したと発表した。4日付「サウスチャイナ・モーニングポスト」が伝えた。

 リシュモンによると、6月30日に売却を完了した。売却額は明らかにしていない。

 上海灘はアジアを中心に32店を展開し、英ロンドンと米マイアミにも出店。新オーナーは、アジア、欧州、中東、北米の新市場に進出する意向を示している。バスタリ氏は、イタリアのアパレルメーカーや繊維メーカーを経営している。

 上海灘は1994年に香港の実業家、鄧永鏘(デヴィッド・タン)氏が設立。リシュモンは98年に上海灘の過半数株を取得し、2008年に全株式を取得した。

 リシュモンの17年3月期の営業利益は前年比14%減。同社は香港の売り上げが落ち込んだと説明していた。〔NNA〕