播州織産地

2017年07月11日(火曜日)

産地の総合力見せるとき/反転に向けた模索続く

 国内最大の綿先染め織物産地の播州はこの3年、長い生産減のトンネルから抜け出せずにいる。播州織工業組合による産地の月次生産高は、2015年1月以来、前年割れが続き、産元商社の契約数量も減少基調で推移する。長引く不調は、合繊・無地トレンド、海外の生産スペースの余剰、長引く国内の店頭衣料不振によるアパレルの生地発注絞りこみ――など数々の悪条件が重なったことによる。これら全てが永続的なものではなく、一部で好転の兆しも見える。一過性の変動と長期的な環境変化を見極めながら、産地企業は個性化、付加価値化を進め、新規市場開拓を目指している。