蝶理〈中国〉商業の生地事業/対欧米系スポーツ好調/1~6月売上高は前年並み

2017年08月08日(火曜日) 午後1時21分

 【上海支局】蝶理〈中国〉商業の生地事業は今年1~6月、売上高が前年同期並みだった。欧米系スポーツブランドへの販売が好調だった半面、中国内販はやや苦戦した。内販も新規顧客の開拓で成果は表れつつある。今年後半は対欧米、日本を引き続き拡大しながら、内販も挽回することで増益を目指す。

 生地販売額は対欧米が全体の50%を占め、対日、中国内販が各25%。

 欧米系顧客はメガスポーツブランドがメインで、中国製の合繊素材を販売している。「欧米の市況も厳しいが、勝ち組としっかり取り組めている」と面料部の藤原一仁経理は話す。

 カジュアルブランドが主要顧客の対日は、特殊原糸を使った差別化素材で、ショッピングモールや量販店向けブランドへの販売を伸ばした。

 内販はこの3年、ローカルブランド向けのODMを展開している資金回収リスクが比較的高い縫製工場から、百貨店アパレルやネット通販専業ブランドへと顧客の入れ替えを進めた。その影響もあり、今期も売り上げが前年同期を下回ったが、「減らした分を新規顧客でカバーできるようになってきた」(藤原経理)。上半期に入れ替えがほぼ終わったため、今後は高級ブランドの開拓を加速する。