メーカー別 繊維ニュース

越国内ブランドが苦戦/外国勢の参入受け

2017年08月21日(Mon曜日) 午後2時43分

 外国ブランドの参入で、ベトナムの国内ブランドは苦戦を続けている。「ZARA」「Topshop」「Mango」のような著名ファッションブランドの参入でベトナムには「買い物熱」がもたらされたと地元の新聞は報じている。ベトナムは世界の繊維・縫製品輸出上位5カ国の一角を占めるが、ベトナム国内市場は外国ブランドに占有されてしまっている。「ベトナム・ネット」が報じた。

 繊維・縫製企業6千社のうち、わずか20%しか国内市場をターゲットとしていない。さらに、それらの企業でも、国内市場には生産力の20%が割かれるのみで、それ以外は全て輸出用製品の生産に割り当てられている。

 1999年に創業し、中間層を顧客とするグエン・タム・ファッションのブランド「Foci」は2007年までに大都市部で60店舗にまで成長していた。しかし、全盛期は既に過ぎ、Fociの店舗は全て閉店、今ではオンライン販売のみとなった。

 かつては有名だったNinomaxxも全国に200店舗のネットワークを構築した。しかし、12年以降同社はリストラを行い、多くの店舗を閉店した。現在は南部を中心に64店舗を運営する。

 ブランディングの専門家は、Zaraは頭脳的な販売戦略で顧客を集めようとしているとコメントする。どの製品も店頭に展示されるのは2~3週間のみで、数量も限定されている。同じ製品が再び作られることはなく、欠品すると別の製品が新たに登場する。「こうした戦略は、今すぐ買わなくてはなくなってしまうと顧客に思わせる。顧客にとっては買うかどうか迷うより、30日間は交換の権利があるのだし、今日それを買おうということになる」

 業界専門家は同時に、外国ブランドによるプレッシャーは存在するものの、消費者の志向を理解し適切な価格で提供することさえできれば、ベトナムのファッションブランドにもまだチャンスはあると話す。

〔アパレルリソース・イン・インドシナ〕