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「インターテキスタイル上海ホームテキスタイルズ」が閉幕/素材2社は機能性訴求/好評を得た日系出展者

2017年08月28日(Mon曜日) 午後4時32分

 中国・上海で開かれていたホームテキスタイルの国際展示会「インターテキスタイル上海ホームテキスタイルズ2017秋」が26日、4日間の会期を終え閉幕した。ローカルホームテキスタイルSPAの差別化志向の高まりを反映し、日系出展者のブースはおおむね好評で、前回展よりも商談件数が増えたところが多かった。その中で、素材メーカー2社は独自素材の機能性を訴求し、存在感を示した。

 64平方メートルの日系最大級のブースを構え、注目された旭化成グループは、寝装用途向けにキュプラ繊維「ベンベルグ」とスパンボンド不織布「エルタス」を出展した。優れた吸放湿性を持つベンベルグの中わたを使った敷パッドを、ブースの中央に配置。耐水、透水、難燃などさまざまな機能を持つエルタスは、寝具と中わた用途を提案した。

 ベンベルグの内販は、アパレルのアウターや裏地用途が好調に推移している。拡大をさらに狙い、差別化志向が高まるホームテキスタイルの開拓を今年本格化した。現在の顧客は寝装製品のコンバーターが中心で、素材売りがメイン。今後は素材単体ではなく、イメージが伝わりやすい製品を売り込んでいく。

 東洋紡は、通気・高反発・耐久、洗濯性などの機能を持つ素材「ブレスエアー」を敷布団用途で提案したほか、高い吸湿性能を持ち、環境条件に応じて吸湿と放湿を繰り返すアクリレート系繊維「モイスファイン」などをアピールした。同社スタッフは「(来場者に)興味を持ってもらえるが、価格がボトルネックになっている」と話す。