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富士紡HDの繊維事業/上半期は増収増益へ/アングルが黒字浮上

2017年09月01日(Fri曜日) 午前11時41分

 富士紡ホールディングス(HD)の井上雅偉執行役員によると、繊維事業の本年度上半期(4~9月)は増収増益を見込む。百貨店向け高級肌着を扱うアングルが前年度の構造改革で黒字浮上したことに加え、「BVD」ブランドのレディース商品などが好調なため。

 アングルは、不良在庫を前年度に一掃し、店頭在庫を圧縮した。加えて、不採算店での販売方法や商品構成を見直すとともに、撤退も一部行った。この効果で返品が減少し物流コストが減少したことなどで黒字浮上した。

 「BVD」のネット通販は20%増収になる見込み。「涼ブラ」を中心とするレディース商品がけん引している。レディース商品は店頭での売れ行きも良いという。「BVDレディース」ブランド誕生20周年を記念した販促を行っていることや、BVDの文字を赤地に白抜きしたメンズと同じロゴに17春夏から統一したことなどの効果が出た。BVD売上高の約80%を占めるメンズ商品は、前年同期並みの実績を残す見込み。肌着OEMも、産学共同開発の機能性肌着などがロードサイド向けに堅調に推移している。

 紡績事業では、大分市にあるフジボウテキスタイルの紡績工場の紡機を昨年春に5千錘削減し、1万4600錘とした。これにより定番品の見込み生産を減らし受注生産を拡大した。この方針が奏功し、紡績事業も堅調。紡績スペースは年末まで埋まっているという。

 丸編み地販売は、主販路である百貨店の販売不振を受け苦戦している。