インド繊維業界/7~9月の業績回復 期待/GST導入から2カ月

2017年09月08日(Fri曜日) 午前10時49分

 インドの繊維業界が、7~9月期の業績回復に期待をかけている。物品・サービス税(GST)の導入から2カ月余りがたち、取引業者による在庫補充が見込まれるためだ。「ビジネス・スタンダード(電子版)」が4日に伝えた。

 政府が高額紙幣の刷新を発表した昨年末以降、繊維業界の業績には下向きの圧力が加わり続けてきた。GSTとの関連では、在庫への課税による負担増を懸念した卸売業者が仕入れを圧縮。この結果、繊維各社の4~6月期の業績は軒並み低調で、ウェルスパン・インダストリーズは38・4%、ストレジ・テキスタイルズ&インダストリーズは47・7%の減益。グラシム・インダストリーズは9・5%の増益だったが、レーヨン短繊維の実売価格の改善が主因で、販売量は横ばいにとどまっていた。

 繊維業界の業績について、専門家は一定の回復を見込んでいるようだ。取引が正常化したほか、昨年は生産量の低迷で高止まりした綿価格の低下が見込まれることによる。インドでは祭事商戦が本格化しつつあり、繊維製品自体への需要拡大も予想されている。

〔NNA〕