浙江省輸出商品〈大阪〉交易会/豪雨影響し静かな開幕/開催10回迎え、より発展・進化を

2017年09月13日(水曜日) 午後1時56分

 浙江省輸出商品〈大阪〉交易会が12日、大阪市住之江区のインテックス大阪2号館で開幕した。朝方からの豪雨で一部公共交通機関がストップしたことも影響してか初日午前こそ静かな立ち上がりだったが、徐々に客足は増え、各ブースで熱心な商談風景が見られた。15日まで。

 開会式で中国側主催者としてあいさつに立った浙江省商務庁対外貿易発展処の程雁副処長は「これまでで延べ8万5千人の来場があり、出展者である浙江省の企業も大きな成果を上げてきた。10回目という節目を迎えられたことに感謝したい」とこれまでを振り返るとともに、「貿易と経済だけでなく心の架け橋にもなっている当展示会を今後も発展させていきたい」と抱負を述べた。

 日本側からは経済産業省近畿経済産業局の浅井亨通商部長があいさつ。依然として日中貿易金額が高水準に推移していることに触れながら、「これまでと同様、今回展でも多くの成果が生まれ、関西と浙江省がより深く結び付いていくことに期待したい」と語った。

〈短納期対応が強み/寧波多盈貿易〉

 4回目の出展となる寧波多盈貿易はODM型の縫製工場。丸編み地や布帛を主婦人服として供給し、パタンナーやデザイナーを抱える提案力と短納期対応が強み。

 販路は100%対日で、対日年間輸出額は約400万ドル。このほど自社ブランドを立ち上げ、中国国内向けの販売も開始した。対日ビジネスで10年以上のキャリアを積むが、その強みは短納期対応。自社縫製工場と協力縫製工場を活用して生地があれば20日で納品する機能が日本の商社やアパレルから評価されている。

 「日本のアパレル業界は不況と聞く。だからこそ提案を強め、お役に立てることを理解してもらい、長期的な取引を獲得したい」と言う。

〈寝具寝装品で対日実績積む/浙江万翔寝具〉

 浙江万翔寝具は日本に営業窓口を持ち、羽毛布団などの寝具寝装品をOEMで日本の寝具問屋などに供給している。最終製品だけでなく羽毛も販売する。

 同展への出展は今回が3回目。幾つかの新規開拓成果を上げているほか、既存取引先との商談にも活用。今回展では「経験と情報を得る」ことを目的とする。

 同社は15年前から対日ビジネスを開始し、徐々にその規模を拡大中。欧米向けにも製品を供給し、縫製工場と羽毛洗浄工場を自家で保有するモノ作りの力が強み。

 機能素材使いも積極化しており、今回展でもさまざまな機能を持つ寝具寝装品を訴求する。

〈独自開発の抗菌防臭靴下/海寧市金百利襪業〉

 海寧市金百利襪業は抗菌防臭機能を持つ自社ブランドの健康靴下「足歩天下」をアピールする。

 同ブランドは、自社開発の銅を改質した繊維を用い、高い抗菌防臭性能も実証済み。3年前に中国国内での販売をスタートしたが、「かなり売れている」ことから日本市場にも提案することを決めた。

 ミシン100台の自社縫製工場で生産して備蓄。小ロットから供給することで「まずは着用して効果を体感してもらいたい」と語る。OEMにも対応するほか、同素材を使ったインナー製品も展開する。

 本業のOEMでは日本と15年以上の取引があり、そのノウハウも生かしながら抗菌防臭靴下の拡販を狙う。