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トンボ/今期売上高283億円計画/MC校獲得「勝率高い」

2017年09月26日(Tue曜日) 午前10時52分

 学生服製造大手のトンボ(岡山市)は2018年6月期、売上高で前期比3・5%増の283億円、経常利益で3・3%増の18億円を計画する。うち制服関連のスクール部門は前期比2・9%増の売上高212億円を想定。18年入学商戦は生徒数減少やモデルチェンジ(MC)校が例年より少ない中、近藤知之社長はMC校獲得の「勝率が高く、数字が読めている」と述べ、目標達成に手応えを示す。

 スクール部門は、17年入学商戦でMC校を約100校獲得した。16年6月期に続き大阪支店と福岡支店での獲得が健闘。他社が供給していた物件を取り込んだ、いわゆるアパレルチェンジ物件を獲得した青森、福井、岐阜、愛知各県の売り上げ増も大きく貢献した。

 18年入学商戦に向けては、学校別注で「イーストボーイ」の制服が4校に採用が決まるなど、順調にMC校を獲得。「既に1~2年先の物件を獲得するための競合が始まっている」(近藤社長)として、19年、20年の入学商戦に向けた動きを加速する。全国各地にまだまだ地場の学生服メーカーが多く、その市場開拓を「踏まえれば(目標達成は)不可能な数字ではない」と指摘する。

 市場環境の変化を見据え、6月から組織を改編し、営業統括本部を設置や、東京企画提案部を課から格上げするなど、MC校獲得を強化。さらに店頭販売の商品を拡充し、市場の深耕で目標達成を目指す。

〈売上高、経常利益とも過去最高/17年6月期〉

 トンボの2017年6月期連結決算は、売上高273億円(前期比2・8%増)、営業利益17億円(5・2%増)、経常利益18億円(1・4%増)、純利益11億円(23・4%増)と増収増益だった。2期連続で増収増益となり、売上高、経常利益とも過去最高だった。

 (短信既報)

 利益面では、社内全体で年間1億円のコスト削減を目標に掲げる「TCR(トータルコストリダクション)委員会」での取り組みが「社内に浸透してきた」(近藤社長)ことが奏功した。部門別売上高ではスクールが206億円(2・5%増)、スポーツが43億円(5%増)、ヘルスケア19億円(4・1%増)と、3部門とも16年6月期実績を上回った。

 今期は、売上高283億円、営業利益18億円、経常利益18億円を計画。部門別ではスクールが212億円、スポーツが46億円、ヘルスケア21億円を想定する。