中国繊維・アパレル 17年上半期業績(4)/大幅増収増益が目立つ

2017年10月12日(木曜日) 午前11時19分

 化繊10社の2017年上半期(1~6月)業績は、ポリエステル4社が全て前年同期に比べ大幅な増収増益、レーヨン4社も3社が大幅増収増益、ナイロンとスパンデックス各1社はともに黒字転換と、総じて好調だった。背景には環境規制の強化や構造改革で中堅・中小メーカーが淘汰(とうた)され、大手に追い風が吹いていることがある。

 ポリエステル最大手の栄盛石化は、売上高、純利益とも大幅に伸ばした。売上高が2倍弱の353・01億元になった主な要因は、子会社2社を連結対象に加えたため。高純度テレフタル酸(PTA)の需要が高まったことなども貢献した。

 恒逸石化は純利益が2・5倍弱の8・52億元、売上高も2倍強の284・69億元だった。業界での需給バランスの改善などが業績を後押しした。

 ポリエステル長繊維でトップの桐昆集団は、売上高が28・8%増の146・03億元、純利益が77・5%増の6・20億元だった。生産規模の拡大とコストの抑制が貢献した。

 レーヨン短繊維最大手の三友化工は、15年からの好調を維持し、純利益が3倍強の9・62億元となった。

 澳洋科技は売上高が26・10億元、純利益が0・97億元で、それぞれ18・3%、120・7%増えた。レーヨン事業単独の売上高は68・5%増の17・88億元。

 ポリウレタン弾性繊維(スパンデックス)の華峰アン綸は、前年同期の4・13億元の赤字から1・93億元の黒字に転換した。顧客開拓と生産規模の拡大により実現した。

 ナイロンの新会美達も0・22億元の赤字から0・10億元の黒字に浮上した。生産コストの抑制などに取り組んだことが功を奏した。

(上海支局)