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「危機管理産業展2017」/最新素材の防災服紹介/防護服、テントも

2017年10月17日(火曜日) 午後4時41分

 最先端の防災製品を展示する「危機管理産業展2017」が11~13日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれた。繊維関連企業も最新の素材を使った防災服や防護服、災害用テントを紹介した。

 東京ビッグサイトの主催で、約340社が出展した。帝人は難燃性に優れたメタ系アラミド繊維「コーネックス ネオ」を使った防災服や作業服を初披露した。従来より柔らかく、発色が良いのが特徴で、平織り、綾織りの計18色をそろえる。担当者は「カンパニーカラーとして、民間企業向けにも広く提案したい」と話す。このほか救急・災害医療に特化したユニフォーム「ガーディア」も紹介した。

 旭・デュポン フラッシュスパン プロダクツ(東京都千代田区)は、高密度ポリエチレン不織布「タイベック」の防護服を展示した。化学物質や粉じん対応など用途別に分けた製品を紹介し、着脱方法を説明するデモンストレーションを行った。

 ゴールドウインは海上作業用の「ヘリーハンセン」のジャケットを災害救助用として提案。手首や首回りにフィットするゴムを付け、外から水が入るのを防ぐ。秋田・福島・富山県内の市町村の消防で導入実績があるという。担当者は「アウトドアブランドならではの快適性をアピールしたい」と話す。

 縫製メーカーのエイブル山内(横浜市)は今年4月に発売した難燃性素材を使った作業服を紹介。シルエットを細身にして若者が好むデザインにした。消防服を企画、販売する赤尾(東京都千代田区)も救急隊員向けのユニフォームや、消防服を提案した。

 クラレは高強力繊維「ベクトラン」を採用した防災用テント「ジオダイナ」を展示した。軽量設計のため、少人数で折り畳める。実演コーナーには多くの来場者が足を止めて見入っていた。