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「フトンスター」/アートのような寝具登場/7社協働でブランド発信

2017年10月23日(月曜日) 午後4時13分

 リビング素材や食品などを扱う商社のメルクロスと、老舗寝具製造6社(アサギ、コドモわた、木村綿業、丸三綿業、マルゼン、四国繊維販売)は19日、7社協働による寝具ブランド「フトンスター」を発表した。

 メルクロスの西川宗之社長は、「成り立ちもマーケットも異なる布団メーカーが、一つになって一つのブランドを立ち上げること自体新たな試み。実用性と価格重視の寝具市場に、インテリアとしての布団のデザイン、使用者の個性を発揮できる寝具を提供したい」と、立ち上げの経緯と思いを語った。

 コンセプトは(1)ニュース性(布団をスターにする)(2)デザイン性(スペックは大事・見た目はもっと大事)(3)完全受注生産。デザインを手掛けたアーティスティックディレクターの相原一博氏は、「とにかくアイキャッチになることを前提に、各社の風土や歴史などを踏まえ、アイデンティティーを引き出すようにデザインした」と言う。

 山形の自然を色鮮やかに表現した円形敷布団と羽毛掛け布団(アサギ)、ペインティング風の千代柄に石川啄木の詩をグラフィカルにのせた綿の和布団(コドモわた)、美女が吸血鬼に襲われるアメコミ風柄でピンクの中わたが透けて見える掛け布団(木村綿業)、高崎市名産のダルマにちなみ達磨大師の格言の英訳をデザインしたシルク布団(丸三綿業)、3D加工技術によるマットレス×総革張りベッドフレーム(マルゼン)、ロックテーストの保温性の高い布団(四国繊維販売)――と、バラエティー豊富にそろった。

 価格帯は敷・掛け布団セット120万円~マットレス×ベッドフレーム310万円。フトンスターの電子商取引(EC)ショップ限定販売で一点一点受注生産する(16日開始)。年2回ほど期間限定店も展開する予定。第2弾、第3弾と商品を進化させ、多様なアーティストなどとのコラボ、一人一人のニーズに応えるオリジナルオーダー布団の開発にもつなげていく。