韓国繊維大手の京紡/ベトナムへの移転計画保留

2017年10月23日(Mon曜日) 午後4時18分

 韓国繊維大手の京紡が、ベトナムへの自社工場設備の一部移転計画を保留した。16日付「毎日経済新聞」が伝えた。

 同社は韓国での最低賃金の上昇などを理由に、主力工場となる光州市の綿糸生産設備の約半分に相当する2万5千錘を、ベトナムに移転するとしていた。

 計画保留の背景としては、移転計画が、雇用促進や所得格差を改善する目的で最低賃金を16・4%引き上げるとしている文在寅政権の方針に反し、労働界の大きな反発に配慮したことが挙げられている。原材料調達や運送費が負担になるといった側面もある。

 地元経済を支える企業の動きを、光州市も注視している。市は今回の京紡の措置を受けて「中長期的に海外移転をするとしても、リストラは最小化できるよう努力したい」と述べている。

〔NNA〕