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今日まで「パンテキスタイルフェア」/スポーツ素材など訴求/台湾の51社が大阪で

2017年11月02日(Thu曜日) 午後4時2分

 40回目となる台湾の繊維総合展「パンテキスタイルフェア大阪2017」が、今日2日まで、OMMビル(大阪市中央区)で開催されている。出展者数は近年では最多の51社。

 フォルモサ・タフタは、ベトナムで生産した原着タイプのナイロンやポリエステル使いの生地を展示。染色工程を省けるため、短納期に対応しやすくかつ環境に優しいことや、原着の方が濃い黒を表現しやすいことをアピールしていた。

 衣料品OEMの多太は、カンボジアに600人規模の縫製工場を設けたことを訴求する。同社のOEMは日本向けが中心。「日本の品質、価格要求は厳しいが、欧米向けに比べ安定した取引を期待できる」と話す。

 宏良国際は、吸水速乾性のあるポリエステル100%生地をアピール。この生地は、桐生産地の工場によって染色、縫製、刺しゅうされ、桐生市役所のユニフォームとして採用されている。

 和慶針織廠は、ポリエステル100%製のメンズスーツ用編み地を前面に出した。4年前から日本へ販売しており、郊外型紳士服チェーンが既に展開している。

 達紡企業は、片面にスパンデックス、片面にナイロンが出るように交織し、スパンデックス面の滑りにくさを売りにした生地をアピールした。スパンデックス56%の高率混でも、黒色で4級の洗濯耐久性を確保できる染色技術も持つという。

 同展は1991年に出展者12社でスタートし、一時は99ブースを構え、開催を年2回にするまで拡大した。ところがその後縮小。2006年の出展者は18社に減った。しかし徐々に増加し、40回目となる今回は、51社が参加した。

〈「新しいアイデア魅力」/来場者の声〉

 「パンテキスタイルフェア大阪」への来場者からは、「特殊なスポーツ衣料素材を探しに来た」(商社)など、同国の合繊生地に期待する声が目立った。

 スポーツ衣料素材を探しに来たという企画会社関係者は、「台湾の合繊素材メーカーは、日本メーカーとの差を強調するために努力している。新しいアイデアが出てくるのが台湾の魅力だ」と言う。紳士用のスーツ、ジャケット素材を求める商社関係者は、「昔から合繊に強い国なので、他のアジア諸国に比べ安心感がある」と述べる。毎回来場している商社関係者は、「中高級ゾーンのスポーツ衣料素材に期待している」と語った。