ごえんぼう

2017年11月06日(月曜日)

 英・仏がガソリン車などの販売を将来禁止すると発表、中国も自動車の環境規制を強化し電動化を促す方針を明らかにした▼自動車の電動化に向けた流れが急加速し部品を含めた自動車産業がどうなるか、世界の注目を集める。電動化に対し日本メーカーは遅れているとされるが、就業人口の約1割を占める産業分野だけに経済全般への影響は計り知れない▼発効した1970年当時、パスすることは不可能とまで言われた米国の排ガス規制「マスキー法」の規制値を最初にクリアしたのはホンダのエンジンだった。以後、自動車産業は飛躍的な発展を遂げ、日本のモノ作りは世界の賞賛を浴びる▼大企業の製造に関する不正発覚で日本への信頼が揺らぐ。繊維はモノ作りを磨くことで生き残ってきた。例えば機能衣料に欠かせない撥水加工では強まる環境規制を逆手に世界に打ち勝つ薬剤の開発が進む。逆境こそ人も企業も強くするはずだ。