旭化成中国繊維事業/3工場とも好調続く

2017年11月07日(火曜日) 午後3時48分

 【上海支局】旭化成は中国大陸に三つの繊維生産拠点を持つが、今年の業績はいずれも好調だという。

 3日、北京で会見した工藤幸四郎上席執行役員・繊維事業本部長によると、スパンデックス「ロイカ」原糸製造の杭州旭化成アンロンは、紙おむつ用途と日本の大手SPA向けがけん引役となり、フル生産を続けている。ロイカ編み立て・染色の杭州旭化成紡織は欧米向け輸出で受注を伸ばした。

 キュプラ繊維「ベンベルグ」裏地の染色合弁、寧波宜科賓覇紡織品は、紳士用国内販売が急増しており、本年度上半期は3割超の増収だった。昨年4月から営業責任者を派遣し、グループ商事会社の旭化成国際貿易〈上海〉と連携した販売体制が奏功している。現在は8時間1交代で年産400万メートルの規模だが、2交代制も視野に入れ、拡販を進める。生機はほとんどを現地の協力工場から調達している。

 工藤本部長は一方、エアバッグ用の需要増が続くナイロン66繊維「レオナ」について「今下半期中には増設を正式決定したい」と述べた。規模は十数%増だという。