1~9月中国GDP成長率/5省区市で拡大/全国平均超は23省

2017年11月08日(水曜日) 午後4時36分

 中国31省・自治区・直轄市の1~9月の域内総生産(GDP)統計が出そろった。同期の全国の経済成長率が前年同期比6・9%と上半期(1~6月)から横ばいとなる中、上海市など5省区市で伸び幅が拡大した。貴州省など23省区市が全国平均を超える経済成長を記録。特に中西部で高い伸びとなっている。ニュースサイトの「澎湃新聞」が伝えた。

 上半期と比べ経済成長率が拡大したのは上海市(1~9月の経済成長率7・0%)のほか、浙江省(8・1%)、新疆ウイグル自治区(7・5%)、山西省(7・2%)、遼寧省(2・5%)の合計5省区市。上半期から横ばいだったのは江西省(9・0%)、湖北省(7・8%)、海南省(7・5%)、江蘇省(7・2%)、北京市(6・8%)、黒竜江省(6・3%)の6省市となっている。

 昨年1~9月に全国で唯一のマイナス成長となっていた遼寧省は、今年は2・5%成長を記録。「21世紀経済報道」は東北大学工商管理学院産業経済学部の向涛・准教授の話として、原材料や1次産品の価格上昇が東北の経済成長を後押ししたと伝えている。

 伸び幅の上位は貴州省(10・1%)、チベット自治区(10・1%)、重慶市(10・0%)、江西省(9・0%)、雲南省(9・0%)、安徽省(8・3%)、浙江省(8・1%)、河南省(8・1%)、四川省(8・1%)、陝西省(8・1%)などとなっている。

 中でも貴州省は2011年第1四半期(1~3月)以来、一貫して経済成長率で全国上位3位以内を維持している。同省の1~9月の主要経済指標を見ると、鉱工業生産(一定規模以上の企業対象、付加価値ベース)は3244億元で9・1%増、固定資産投資は9541億元で20・5%増、貿易総額は37・1%増といずれも高い伸びを記録した。

 そのほか西部ではチベット自治区や雲南省も高い経済成長が続いている。一方で同じ西部でも内モンゴル自治区(5・0%)や甘粛省(3・6%)はGDP伸び率で29位、30位と振るわない。内モンゴル自治区の鉱工業生産は2・6%増、甘粛省は1・2%減で、全国でも下位に位置。固定資産投資もそれぞれ0・4%増、38・7%減と低調だ。

 西部に比べ中部6省の経済成長は足並みがそろっている。江西省と安徽省、河南省のGDP伸び率は上位10位内に位置。湖北省と湖南省、山西省もそれぞれ12位、15位、19位と中位につけている。

〈広東、江蘇が6兆元突破〉

 GDPの規模で見ると、上位3位は広東省と江蘇省、山東省の順で上半期から変化はない。広東省と江蘇省のGDPはそれぞれ6兆4815億元、6兆2604億元となり、6兆元を突破した。昨年1~9月のGDPはそれぞれ約5兆7千億元、約5兆5千億元だった。〔NNA〕