メーカー別 繊維ニュース

近隣諸国との競合より激しく/ベトナム縫製産業

2017年11月17日(Fri曜日) 午後4時46分

 世界の縫製製品市場での競争はますます激化すると予想されている。中国ばかりでなく、ミャンマーやカンボジアもベトナムの強力な競争相手として浮上している。ホーチミン市でこのほど開催された2018年の縫製輸出を予測するセミナーではこうした意見が発表された。「ベトナムの声」が伝えた。

 セミナー出席者は、縫製産業の優位性や可能性の問題に加え、ベトナム企業が外国企業の下請け作業のみ行っていることにより付加価値が低いことを問題として指摘した。ベトナム縫製産業の弱点はサプライチェーンが未発達であることで、その結果、他国と比較すると付加価値が低迷していると分析する。

 ホーチミン市縫製・繊維・刺繍・織物協会(Agtek)のファム・スアン・ホン会長は、中国・ミャンマー・カンボジアとのより激しい競争など、縫製業界が近い将来直面する問題を指摘。障壁を乗り越え競争力を高めるためには、国内企業は労働者の能力を高め、生産の最大化と効率の改善のためにマネジメント手法を改善することが必要だと述べた。

 セミナー参加者は、(1)9千万人の人口を擁するベトナム国内市場の十分な開発(2)米国や欧州連合(EU)、日本、韓国など主要市場の維持(3)ASEAN・ユーラシア経済連合、インド、ラテンアメリカなどの市場の発展――などの方策を提案した。

〔アパレルリソース・イン・インドシナ〕