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クラレトレーディング/“ミライの素材”打ち出す/28日から総合素材展初開催

2017年11月21日(Tue曜日) 午後3時24分

 クラレトレーディングは、独自素材や加工技術を活用した素材開発・販売など付加価値型ビジネスの分野・用途横断での提案を強化する。その一環として28、29の両日、時事通信ホール(東京都中央区)で「クラレトレーディング総合素材展2017」を開催する。「1月から新中期経営計画が始まることも併せて、改めてクラレトレーディングの機能を広く訴求する」(中山雄三常務繊維事業統括兼衣料・クラベラ事業部長)

 総合素材展の開催はクラレトレーディングとしては事実上、初の試みとなる。衣料、機能材、人工皮革「クラリーノ」の3分野を合わせて「レディース・フォーマル」「スポーツ」「ユニフォーム」「機能材」「クラリーノ」「原糸」「ミライの素材」の7カテゴリーで提案する。

 特にミライの素材は独自素材と加工の組み合わせなどで生み出す新商品として水溶性繊維「ミントバール」を活用したテキスタイルなどを披露する。例えばミントバールを使うことで綿100%のナチュラルストレッチを実現したデニムなどの開発が進行中。新素材として可染ポリプロピレン(PP)長繊維「エプシロン」も披露する。芯にポリエステル、鞘にPPを配する芯鞘構造とすることで分散染料での染色を可能にした。

 そのほか原糸では安心・安全をテーマに制電機能糸「クラカーボ」などを紹介。機能材ではワイピング材など不織布のほか、ポリビニルアルコール繊維「クラロンK―Ⅱ」を使ったかばん地など資材用織物なども紹介する。

 今回展は主にクラレトレーディングの原糸・テキスタイル開発を前面に打ち出す展示会とするが、今後は海外での縫製オペレーションの提案も検討する。