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トンボ/「いい服の日」/独創的なデザイン、アイデア集う

2017年12月01日(Fri曜日) 午前10時43分

 学生服製造大手のトンボ(岡山市)は11月29日午後、「いい服の日」にちなみ、玉野本社工場(岡山県玉野市)でアイデア・デザインコンクールの式典を開いた。同社の従業員、学校関係者など多数参加。今回は応募してきた学校や作品点数が昨年より大幅に増加、独創的なデザインやアイデアがファッションショー形式で紹介され、会場は盛り上がった。

 いい服の日は「11月29日」の語呂合わせで制定したもので、2007年から進めるブランディング活動の一環。イベントは8回目で、今回は毎年実施している「WE LOVE トンボ」絵画コンクールの応募者約15万人に案内を配布するなど、アピールを強めたことで、学校から応募数は前回から約30倍となる944校、作品点数は約10倍となる8046点と大幅に増えた。

 デザイン、アイデア部門ではそれぞれ最優秀賞、優秀賞を選定。応募が多かった学校へは学校特別賞を贈った。

 デザイン部門の最優秀賞は日限山中学校(横浜市)の出口佳乃さんの作品「シンプル制服・サイドホワイト」。サイドに白の切り替えしを入れ、モノトーンでおしゃれな印象の制服。選定委員を務めたデザイナーの松倉久美さんは「シンプルで基本に忠実。アシメトリーでありながらもバランス感覚が良かった」と称賛した。

 アイデア部門の最優秀賞は、丸岡中学校(福井県坂井市)の十九波(じゅくなみ)賢吾さんの作品「いつでも簡単に腕まくり!」。カッターシャツの先をゴムにして長袖から簡単に半袖にできるというもので、トンボの恵谷栄一取締役は「世の中にありそうでなかった。商品化を検討している」と選定理由を話した。

 受賞に当たって、出口さんは「最優秀賞にまさか選ばれると思っていなかったので、とてもうれしい」、十九波さんは「こういう商品があったらいいなと思って書いたら、賞が取れてびっくりしている」と、喜びを表した。

 トンボの近藤知之社長は「すぐにでも製品化できそうな、独創的な商品が多かった」と評価。「生徒の個性を伸ばし続けるイベント」として、来年以降はさらにイベント規模の拡大を想定する。