インド衣料品輸出/本年度は15%以上の減少見通し

2017年12月05日(Tue曜日) 午前11時23分

 インドの衣料品製造業界は、2017~18年度(17年4月~18年3月)の輸出額が前年度から15%以上減少し、140億㌦にとどまるとの見方を示した。業界では、7月の物品・サービス税(GST)の導入に伴って、輸入関税の払い戻し比率が引き下げられたことで、製造コストが上昇。その分の価格転嫁などが、競争力の低下につながっている。GSTによる税還付も受け取っていない状態にあり、経営が苦しい企業もあるようだ。「ビジネス・ライン(電子版)」が伝えた。

 輸出業者は、海外市場向けの製品をインドで作る場合、対象製品の原材料や部品、生産に用いる機械を輸入した際に支払った関税や相殺関税の払戻しを受けることができる。関税払戻しスキームと呼ばれ、これまでの還付率は14%だった。しかし、政府はGST導入後、還付率を半分の7%に引き下げた。

 インドの10月の衣料品輸出は、前年同月比で39%減少した。インド政府は先に、別の優遇制度である商品輸出スキーム(MEIS)に基づいた原材料などの調達コストにかかる輸入関税の還付率を2%から4%に引き上げる決定を下したが、業界では「まだ補填(ほてん)には不十分」との声が出ている。

〔NNA〕