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トンボ スクールスポーツ事業/前年並みに採用校獲得/「ピストレ」全国へ拡大

2017年12月12日(Tue曜日) 午後2時58分

 トンボ(岡山市)のスクールスポーツ事業は、2018年入学商戦に向け、「ヨネックス」の新規採用が約100校、自社ブランド「ビクトリー」が約100校と、前年並みの採用校を獲得しつつある。ウオームアップウエアとしての「ピステスタイル」に着目した「ピストレ」の採用も全国の学校へ広がってきた。

 ピストレはこれまで東京以西での学校の採用が中心だったが、18年商戦に向け東北や北海道の学校へも採用が拡大。橋本俊吾執行役員営業統括本部MD本部長兼スポーツMD部長は、「軽くて防風性が高くコンパクトに畳めることや、昇華転写プリントとの組み合わせによる多彩なデザインが評価されている」と話す。

 昇華転写プリントでは美咲工場(岡山県美咲町)に自社設備を持ち、デザイン力の高さで他社との競合で優位性を持つ。昇華転写プリントによるデザインのウエアは、学校体育着だけでなく、サッカーやチアリーディング、マーチングなど部活動での採用も増えてきた。

 さらに7月から美咲工場に「品質認証課」を設置。制服並みに品質管理を徹底している。

 ここ数年売り上げが伸びていることから、協力工場を増やすとともに、女子ブレーザーを中心に生産するトンボ倉吉工房(鳥取県倉吉市)の隣接地に、来年6月をめどに工場を新設する予定。自社の生産比率も高める。

 今期(18年6月期)は前期比5%増となる売上高46億円を計画する。ただ、「生徒減がどこまで影響が出るか分からない」(橋本俊吾執行役員)のが実情。元トップアスリートを招いた特別企画「ビクトリースポーツフォーラム」や、毎年11月29日の「いい服の日」に開かれるアイデア・デザインコンクールなどを通じて、自社のスポーツウエアの認知を高めながら、市場でのシェアを広げる。