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トンボ・ヘルスケア事業本部/下半期から巻き返しへ/供給の“安心感”高める

2018年01月09日(Tue曜日) 午後3時13分

 トンボ(岡山市)のヘルスケア事業本部は上半期(2017年6~12月)、前年あった大型物件などがなかったことで売上高が前年同期並みにとどまった。物件数は増える傾向にあり、前年に比べ在庫を充実させ、「顧客に対して安心感を高める」(福井正人執行役員ヘルスケア事業本部長)ことで、通期の目標とする売上高21億円(前期19億6700万円)の達成に向けて巻き返す。

 大型物件の獲得などがあった前年同期は2桁%増で伸び、「良すぎた」(福井執行役員)。このため、本年度上半期の売り上げは伸び悩んだ。ただ、物件数は昨年を上回るペースで、介護者向けのケアウエアが伸び悩む一方、検診着やスクラブなどは好調に販売を拡大。前期は売れ筋の在庫を切らしたが、昨年から協力工場に生産ラインを増やし、生地調達を早めにするなどで「QR、タイムリーな供給」を心掛けてきた。

 今年の診療報酬と介護報酬の改訂の影響を懸念する一方で、「物件数は多いので心配はしていない」と下半期で巻き返す考え。昨年に比べ在庫を厚くし、「一つ一つの物件を拾う」ことで、計画達成を目指す。

 素材混率と編み方を工夫し、特許を取得したニット製の患者着は、リネンサプライ業者が独自の試験を進めており、その結果が今年初旬から出てくる。採用を検討する業者からの評価が良いだけに、市場拡大を期待している。