メーカー別 繊維ニュース

シキボウのニット販売/新たな販路開拓へ/レディースやスポーツで

2018年01月12日(Fri曜日) 午前11時13分

 シキボウはニット製品・生地販売で新たな販路を切り開く。

 これまでシニアメンズ向けの中・高級品向けが主力だったが、来期からレディースアパレルやスポーツ用品メーカーにも提案を始める。

 背景にはメインの売り先であるシニア向けニット衣料の市況の悪化がある。ニット製品課の上半期(2017年4~9月)の業績は前年同期比減収減益だった。宮本勝啓上席執行役員繊維部門副部門長は「市況がすぐに良くなることはない」とし、「(業績を拡大するために)これまでの顧客の深掘りすると同時に、新たな取引先の開拓が欠かせない」と話す。

 シキボウのニット製品販売で強みとなるのがベトナムの協力工場。紡績から編み立て、染色加工、縫製まで一貫して生産できる。紡績で現在、これまで国内生産してきた糸をベトナムに切り替えられるよう技術移転を進めている。ベトナムの生産レベルを高め、今までよりコストメリットを持たせて、高い付加価値の製品を販売できるようにする。

〈ニット事業の第3四半期/利益率が改善〉

 シキボウのニット製品課の利益率が改善してきた。上半期は減収減益だったが、第3四半期(17年4~12月)で営業利益がほぼ前年並みにまで回復しそうだ。売上高はシニア向けのニット製品が苦戦で引き続き減収の見通し。

 利益の改善には組織改革が利益改善に寄与した。

 17年4月に、これまで東京と大阪にあったニット製品課を一つの組織に統合した。これにより両部署でさまざまな情報が共有できるようになったほか、受発注などで効率化が進んだ。