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柴屋/海外市場開拓が進展/エージェントと関係強化

2018年01月17日(水曜日) 午前10時58分

 生地商社の柴屋(大阪市中央区)は輸出事業拡大に本腰を入れ、徐々に成果を出している。海外で開催される有名服地展への出展攻勢が奏功しており、今後はエージェントとの結び付きも強め、さらなる拡販につなげる。

 同社の輸出拡大戦略は2016年9月のパリ「プルミエール・ヴィジョン(PV)・ファブリック」に初出展したことが大きな契機となった。それまで欧州向けの直接輸出はほぼ皆無だったが、現在は「急拡大中」(奥野雅明社長)。

 エージェントとの関係強化にも努める。今月17~19日にはイタリアでエージェント契約を結ぶCamponogara社が開催する展示会に出展し、同23~25日にも同国エージェントのStudio Penta社が開催する展示会に参加することを決めた。PVファブリックとエージェントを通じた現地への直接提案により、欧州向け輸出をさらに拡大していく。

 中国向けも順調に拡大中で、「インターテキスタイル上海」での提案がその原動力になっている。上海法人による内販が「固定客も付いてきた」と拡大しており、その勢いのまま昨年は「インターテキスタイル深セン」にも初出展した。

 奥野社長は、「急拡大の欧州と比べて中国はまだ微増ペースなので、急拡大に持って行く」と意気込む。

〈製品ブランド「ノイク」投入/デザイナーとコラボ〉

 柴屋は、カジュアルブランド「sage de cret(サージュデクレ)」のデザイナーを務める千田仁寿氏との共同プロジェクトとして、18春夏シーズンからファッションアウトドアブランド「NOYKU(ノイク)」を投入する。

 ブランドコンセプトは、ミリタリー・ワークテイストをベースに、都会的でありながらもアウトドアの機能性と実用性を有することと設定。各素材には何かしらの機能性を持たせている。

 ブランド名には、「野行く」「野育」という意味を込めた。