テキスタイル産地 1~3月商況 ⑨

2018年01月25日(木曜日)

富士吉田 インテリアと裏地は堅調

 婦人服地から裏地、インテリア関連、ネクタイ、傘地、雑貨まで幅広い用途の織物が生産されている山梨県富士吉田産地。アイテムによって違いはあるものの、「おおむね底堅い動きを示し、1~3月も昨年並みで推移するのではないか」(富士吉田織物協同組合)とみられている。

 その中でも安定しているのがインテリア関連で、東京オリンピック・パラリンピック開催などによる建設ラッシュが下支えになっている。裏地も堅調に推移する。オーダーメード向けのジャカードの動きが良好で、稼働台数は少ないものの、フル操業が続いているとの声が聞こえる。

 一方で服地は厳しい状況にある。特に国内向けに勢いがなく、前年を10%程度下回るのではないかとの観測が出ている。ただ、海外市場向けにテキスタイルを展開している企業は比較的堅調と言われ、販路開拓の重要性を印象付ける。傘地については少雨による在庫の増加、海外品の流入などの影響を受けている。

 富士吉田を含む、山梨県織物産地では海外市場の開拓を狙う取り組みを強めており、2月に米国で開催される「ニューヨーク ナウ(NY NOW)」の視察を行う。生活雑貨アイテムなどが一堂に会する見本市であり、傘や小物を扱う5社が現地に赴き、出展の可能性を探る。