ビームス/4月から台湾店舗自社運営/顧客ニーズなど直接把握

2018年02月08日(Thu曜日) 午後1時47分

 衣料や雑貨のセレクトショップ大手、ビームス(東京都渋谷区)が、4月から台湾の店舗を自社で運営する。現地代理店を通さず海外店舗を運営するのは台湾が初めて。自社運営に切り替えることで顧客のニーズなどをじかに把握し、海外販売の強化を目指す。

 ビームスの広報は、「販売代行会社に委託する方法は、販売員の採用など店舗運営に関わる業務負担を軽減できる一方で、店頭の様子や顧客の傾向が把握できなかった。日本と気候が異なる国・地域の商品政策(MD)の問題を改善するために、まず台湾を自社運営に切り替えることに決めた」と説明する。

 4月から自社運営に乗り出して販売員の採用や育成に力を入れ、日本と同じ質の接客を目指す。中国語繁体字版サイトも開設してネット販売にも取り組むほか、会員システムも導入する計画。顧客情報の収集を通して、市場に見合った品ぞろえを強化し、実店舗とオンライン店舗との連動性も高める。

 ビームスは2005年に海外初の店舗を香港に開設。現時点でアウトレットも含め台湾のほか中国北京市、タイの首都バンコクに計10店を展開している。

 台湾では13年に台北市富錦街に1号店を出店。続く14年に台北市信義区の複合商業施設「誠品(エリート)」信義旗艦店の1階に入居し、16年には新北市林口区のショッピングセンター(SC)「三井アウトレットパーク台湾林口」にアウトレット店を出店した。17年には台北に単独出資の子会社「碧慕糸」を設立。資本金は300万台湾ドルで、従業員数は店舗スタッフも含め約25人。

 ビームスの広報は今後の展開について、「台湾中南部への出店も積極的に行う考えで、商品開発や販売計画のノウハウを蓄積したい。ファッション感度が高い中間層が増えている東南アジアでの出店拡大も視野に入れる」と意気込みを語る。

〔NNA〕