メーカー別 繊維ニュース

ジャパン・ヤーン・フェア プレビュー(3)/JYFこれがジャパンクオリティー

2018年02月15日(Thu曜日) 午後4時6分

〈モリリン/こだわり新素材提案〉

 モリリンは新素材の「バルジー」「メリノアーマー」「ホットポルカ」を打ち出し、こだわりのモノ作りを訴求する。

 バルジーはポリエステル長繊維に特殊な加工を施すことで、丸みをつけて、柔らかさやかさ高性を出した。軽さもあり、織物、ニット、アウターと幅広い用途に提案する。

 メリノアーマーはメリノウールと特殊ナイロンを交撚した長短複合素材。奇麗な表面感や光沢感を出した。梅春、秋冬向けで、スポーツライクなファッション用途に展開する。

 ホットポルカはアクリル・レーヨン・キュプラ混素材。「ポルカ」シリーズの秋冬バージョンとして打ち出す。

〈捲春/不織布にステッチ加工〉

 捲春(愛知県一宮市)は、ナイロンの不織布にステッチ加工を施した特殊糸を提案する。独特のフリル感と軽さが特徴で、不織布の幅やステッチの本数などで4タイプそろえた。

 改造した設備を用いて、反物状のスパンボンド不織布をカットしながらステッチを入れる。かすり染めやプリントなどにも対応する。昨年末には高級ブランドにも採用されるなど実績もある。

 天然鉱石を練り込んだ糸を使ったマスクも出品。マイナスイオンを発生するアクチノイド系の鉱石6種類を0.03マイクロメートルのパウダー状にして練り込んだ。自律神経のリラックスや血行促進、消臭・抗菌などの効果が見込まれるという。

〈富士紡ホールディングス/多彩な商材一堂に〉

 富士紡ホールディングスはフジボウテキスタイルの特徴ある原糸と天然繊維を主体とした生地、加えて和歌山工場のさまざまな特化加工を紹介する。フジボウ愛媛からは機能合繊をアピールする。

 差別化原糸では持続可能な綿花生産に貢献する素材として、非営利団体BCI(ベター・コットン・イニシアティブ)の基準をクリアした素材を初出展する。

 和歌山工場からは風合い加工「マシュふわ」がイチ押し。素材を柔らかくする薬剤によって、生地にマシュマロのようなソフトな質感を実現する。洗濯を繰り返しても、ソフトな風合いを持続する。

 機能合繊としてはステンレス繊維を訴求する。ポリエステル繊維などと混紡し静電気防止や抗ピリング機能を付加できる。

〈森保染色/ウールの良さ改めて〉

 森保染色(愛知県一宮市)は今回が初出展となる。出展を通じて自社や加工技術の認知度向上を狙う。同社は糸にさまざまな機能加工を施すが、その種類の豊富さが特徴の一つ。ダニの発育を止める機能や吸湿発熱加工、獣毛の白度を際立たせる加工やウール糸への防炎性付与などをラインアップする。

 これらの機能糸をカテゴリーに分けて提案するほか、改めてウールの良さを来場者にアピールする考え。そのために、パネル展示などによって、ウールが持つ機能性、例えば保温性や撥水(はっすい)性、吸湿速乾性、調湿性、自己回復力など「人に最も合致した素材」としての特徴をPRする。

〈島精機製作所/3Dデザインシステムを実演〉

 島精機製作所は3Dデザインシステム「SDS―ONE APEX3」を実機展示し、バーチャルサンプルの作成などを実演する。「ホールガーメント」横編み機による製品サンプルも多彩に紹介する。

 SDS―ONE APEX3は織物、丸編み、横編み、パイル関連などのバーチャルサンプル作成や配色検討、プリントデザインなどを“オールイン・ワン”で行える。シミュレーション機能によって企画・サンプル作成のコスト、時間、材料を削減し、クイックなモノ作りを可能にする。プレゼンテーションの強化につながるほか、サステイナビリティーを意識した、消費者の期待にも応えるソリューションとして打ち出す。