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ワークウエア/新たな“シャツ”開発活発化/独自性出す動き強まる

2018年02月20日(Tue曜日) 午前11時7分

 ワークウエアメーカーの18春夏新商品は、カジュアル化が進む中で、ポロシャツをはじめとするシャツの新商品が目立つ。差別化しにくいアイテムだが、素材やデザイン、機能の工夫などによって独自性を出していこうとする動きが強まる。

 アイトス(大阪市中央区)は、水に浮くほど軽いポリプロピレンを使ったポロシャツ・ジップシャツを開発した。実際手に取ると見た目以上に軽く、さらさらした“ウルトラドライスキン”の肌触りが特長。鮮やかなオレンジやライムなどのカラーをそろえ、カジュアルとして着用してもおしゃれな印象となる。

 藤和(広島県福山市)は、「TSデザイン」ブランドから2タイプのポロシャツを投入。クールアイスポロシャツは、前立て部分で圧着による縫製で縫い目をなくしたスタイリッシュなデザイン。カラーラボシリーズのポロシャツは、襟を立たせると後ろ襟にリブジャガードによるブランドロゴが出現、ロゴ部分がメッシュ状になり、風通しを良くする機能を持たせた。

 旭蝶繊維(広島県府中市)は、高機能素材「クールコア」を使ったポロシャツを打ち出した。クールコアは、独自の糸の組み合わせにより生地に吸い上げた水分の移動・蒸発を促し、その際に発生する気化熱を利用する仕組みによって高い機能性を実感でき、話題を呼びそうだ。

 ポロシャツの新商品が多い中で、中塚被服(福山市)は、「ディモ」ブランドからあえて布帛シャツを商品化。有りそうで無かったスモールカラーのボタンダウンシャツで、特殊加工によりシルクのような柔らかいタッチ感を実現した。

 既に昨年から販売しているシャツも、他社にはあまりない機能とデザイン性の商品の売れ行きが堅調。

 明石スクールユニフォームカンパニー(岡山県倉敷市)の女性向けチュニックシャツは、襟元のリボンをネクタイ風にすることも可能。便利な両脇ポケット付きで、キュプラ混トリコット素材を使い肌触りも良い。

 ビッグボーン商事(福山市)は、「スマートワークウエア」から、凹凸のある繊維が光を乱反射し、透け防止・UVカット効果のあるSW536や、ドライな風合いとともに凹凸組織でべた付きにくい素材を使ったSW558など、シャツの商品群が充実。ワーキングだけでなく、サービスなど新たな市場開拓も進む。