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トスコ・三原工場/精紡交撚機を増設/新たな素材開発進める

2018年02月22日(Thu曜日) 午後2時57分

 トスコの三原工場(広島県三原市)は、精紡交撚機を増設し、麻を中心とした新しい素材開発に取り組む。ワインダーも最新型に切り替え、生産の効率化につなげる。

 三原工場は、国内では珍しい4インチ紡績に対応した数少ない“麻”専業の工場。2年前から2台の紡機に段階的に精紡交撚機(計1056錘)を取り付け、より高品質な糸やコアヤーンも生産できるようになった。

 麻の中でもラミーはあまり伸度がないが、コアヤーンでストレッチ性を出せば、「カジュアルやユニフォームへもっと採用が広がる」(藤原洋治取締役生産本部長)と、新たな需要拡大を期待する。

 さらに昨年春にはワインダー全台(6台)を村田機械(京都市)の最新型に入れ替えた。ウール・リネン、ラミーなど、トップ染め糸の生産も多いだけに、不純物を正確に素早く取り除き、高品質な糸を供給できる。不良が出た場合、工場内だけでなく、コンピューターを通じて事務所でも確認でき、生産の効率化にもつながる。

 一般に麻紡績は乾式と湿式があり、ラミーは不純物が少なく乾式でも対応できるが、リネンは不純物が多く、“潤紡”という水になじませて紡績する湿式が一般的となる。三原工場は乾式の工場でありながらも、現状は「ラミーよりもリネン使いの紡績の方が多くなっている」(藤原取締役)と言う。