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スタイレム/生地輸出が順調拡大/外・外も全方位で伸長

2018年02月23日(Fri曜日) 午前11時24分

 スタイレムの生地輸出が伸びている。詳細未発表ながら2018年1月期の生地輸出売上高は下半期対比で約20%増加。中東は市況悪化でやや苦戦したものの中国や欧米向けなどが順調に伸び、全体として生地輸出事業は5年前の2倍増にまで拡大している。今期も外・外含め海外市場向け拡大戦略を推進する。

 谷田修一専務グローバル事業統括部長によると、中東向けが市況悪化を背景に「世間一般と比べると落ち込みは軽微」なものの苦戦した。しかしその他の国・地域向けは総じて伸びた。全世界的にハイエンドゾーンとボリュームゾーンへの二極化が顕著だが、ターゲット別戦略や顧客との“距離感”を縮める取り組みが奏功した。

 近年力を入れる外・外ビジネスも進展。イタリア法人から欧米市場向けや、中国法人から中国、欧米市場向け、韓国法人から中国市場向け、香港法人から欧米向けなどがそれぞれ順調に拡大し、中国法人から中国市場向けなど内販も増えた。この流れの中で、設立1年を経過した韓国法人は初年度で黒字を確保。今期は欧米向けにも着手する。

 今期も日本から世界市場に向けた純輸出の拡大を図り、リードタイムや品質管理などモノ作りの機能を日本国内で改めて磨く。

 外・外や内販を含め、「複数の方向から(海外市場向けを)伸ばす」ため、国内の機能・仕組みを海外法人にも広げる。