ごえんぼう

2018年03月13日(火曜日)

 中国からのアパレル輸入のピークは2007年だった。外衣と下着を合わせた数量は34・31億点と輸入でのシェアは92%を占めた▼それから10年。昨年は24・84億点と10億点近く減り、シェアは67%まで下がった。それを埋めたのがチャイナ・プラス・ワン。ASEAN諸国にバングラデシュを加え07年の1・75億点が11・16億点に増えた。10年かけて約10億点の産地が移動したことになる▼全体計画などありはしないし、個別判断の積み重ねの結果だが、そろそろこの辺りが落ち着き所だろう。中国からの輸入数量は昨年、下げ止まった。日本との距離や素材背景、物流などのインフラで中国に勝る縫製産地はない。結局は労働コストとの兼ね合いをどう考えるかである▼その中国でIoTなどを使った製造業のスマート化が試みられている。その成否いかんでは数年後に日本向け縫製の中国回帰が起きる可能性もゼロではない。