ごえんぼう

2018年03月14日(水曜日)

 先日、テレビ番組で現在の「初詣」は明治以降に始まったと紹介され、驚いた。昔からの行事と思いきや、明治の鉄道の発達で、参詣客を呼び込む観光宣伝が背景にあったようだ▼元々は大みそかの夜から元日の朝にかけ、近くの氏神神社にこもる「年籠り」だった。それが鉄道の発展で、遠方にまで詣でることに。東京から川崎大師、成田山新勝寺といった遠方にも容易に行けるようになった▼今日はホワイトデー。バレンタインデーのお返しの日だ。これもチョコレート業界の宣伝が行事化させたもの。こうした業界発信の「○×の日」は実に多い。夏の土用の丑(うし)の日に、ウナギを食べる習慣も、スーパーが後押しする▼モノからコト消費、テレビは見ないが、スマホで24時間連絡し合う生活。従来のマーケティングや宣伝が効力を失う場面が増えてきた。人間の心理が変わったというよりも、ツールや技術の変化だろうか。