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旭化成/「ベンベルグ」総合アピール/寝装用の開拓に注力

2018年03月15日(Thu曜日) 午後4時7分

 【上海支局】旭化成は今回の「インターテキスタイル上海アパレルファブリックス2018春」から、キュプラ繊維「ベンベルグ」を総合的に紹介する形とした。これまでは日本パビリオンでアウター用など、寧波宜陽賓覇紡織品のブースで裏地、併催展の「PHバリュー」でインナー用を紹介してきたが、今回から各用途を一堂に集めて提案している。裏地として使われていた素材がシャツ地として使われるなど、用途の境目がなくなってきていることが背景の一つ。

 ブースではベンベルグの素材特徴を紹介している。通常は廃棄されているコットンリンターを原料に使用する点や、工場での再生可能エネルギー使用やゼロエミッション化への取り組みなど、「エコ」「サステイナビリティー」の説明に特に力を入れている。この取り組みは2018年度も継続し、日本、中国、欧米とも同じ形でサステイナビリティーの訴求に重点的に取り組む。

 商品面では、裏地は中国で好調なオーダースーツ向けを拡充し、プリントやジャカードなどを充実させたほか、レディースで人気のストレッチ品などを展示した。

 アウターは人気のサンドウオッシュ加工のほか、シルキーなタイプなどインナー用は冷感やUVカットなどの機能性、フリーカット素材向け、フィットネスなど、ラッセル生地などを紹介している。

 「インターテキスタイル上海ホームテキスタイルズ」にも旭化成国際貿易〈上海〉がブースを構え、ベンベルグの寝装用と不織布「エルタス」を紹介。同社のスパンボンドはポリプロピレン製、ポリエステル製、ナイロン製と幅広いバリエーションが特徴だが、寝装では特に、他の展開しているところが少ないナイロン製の提案を強化する。

 旭化成国際貿易〈上海〉は17年度に売上高、利益とも過去最高の見通しで、18年度はさらなる拡大を狙う。主力の「ベンベルグ」糸売り、スポーツテキスタイルに続く分野として、寝装の開拓に力を入れる。