メーカー別 繊維ニュース

ダイワボウレーヨン/レーヨン短繊維値上げ/パルプ、カセイソーダ高騰で

2018年03月23日(Fri曜日) 午後3時12分

 ダイワボウレーヨンは、レーヨン短繊維を4月出荷分から値上げする。値上げ幅は現行価格から10%。主原料である溶解パルプが4月から大幅値上げされることに加え、製造工程で大量に使用するカセイソーダの高騰が続いているため。同社では自助努力によるコスト吸収に努めたが、その限界を超えたと判断した。

 同社によると、主原料の溶解パルプは原燃料価格の上昇や製造工程で使用するカセイソーダ急騰を理由に4月から10%値上げが決まった。カセイソーダはアジア地域を中心に需要増加する中、環境規制の影響で中国からの供給も限界がある。このため価格が急騰しており、このほど大口需要家に対しても約30%の値上げが決まっている。

 レーヨンは溶解パルプを主原料とし、製造工程でカセイソーダも大量に使用する。同社によると「カセイソーダは海外需要が旺盛で、サプライヤーの中には供給先を選別する動きを見せるところもある。安定調達のためにも値上げをのまざるを得なかった」と話す。このため溶解パルプとカセイソーダの高騰は自助努力によるコスト吸収の範囲を超えたと判断。レーヨン短繊維の値上げに踏み切った。