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中国内販@インターテキスタイル上海18春 第3回/独自性ある商品を提案

2018年03月23日(Fri曜日) 午後3時25分

 モリリングループの上海茉莉林紡織品は生地の中国内販の拡大を狙う中、今回は展示面積を1小間増やして3小間で参加した。ブースは初日から盛況で、従来は秋展の方が盛り上がる傾向にあるが、今回の訪問客数は昨年秋展を超えて過去最高となったもようだ。スタッフを増やして生地の中国内販拡大に取り組んでいることなどが背景とみられ、次回の秋展ではさらにブースを広げることも検討している。

 今回の出展品は特にエコとスポーツに重点を置き、日本製生地では尾州産地品に加え、北陸産地品にも力を入れた。北陸品はストレッチ性など機能を切り口にした商品を展示。特にキュプラやアセテート使い、シャリ感のあるドライタッチなナイロン素材など特徴ある素材が好評を得たという。レディースに加えてメンズの拡大も狙う中、中国製生地ではメンズのコーナーを設置して提案を強化した。

 新商材では「ダウンファブリック」を紹介した。3Dプリンターの技術を応用して開発された素材で、一見すると1枚の生地の中にダウン・中わたを挿入している。中国では上海茉莉林紡織品が独占的に扱う。

 田村駒は上海で専属担当者を増員するなど生地の中国内販に注力している。実績が出ているメンズをさらに強化する方針の中、今回展ではメンズのコーナーを充実させた。

 中国市場では小ロット対応可能なリスク品への引き合いが強い中、今回はカットソー生地の「フィルジータ」に加え、トリコットを備蓄販売する「コンフィール」の提案に力を入れた。メンズのロードサイド向けシャツなどで使われ、レディースアイテムにも広がっている商品で、日本製で約30柄を備蓄販売する。

 蝶理は今回展にインナーウェア部が出展した。今回はインナー素材だけでなく、アウター向けの販売も狙い、インナーの生産背景を活用して開発したアウター素材も紹介した。インナー素材はジャカードなど意匠性に重点を置いた。アウター用は合繊のジャケット素材など北陸産地品のほか、和歌山産地で生産したラメ糸使いなどを展示した。

 新たな取り組みでは、ミツフジとの協業で、スマートウエア「ハモン」の内販に取り組む。高齢化社会が到来する中国市場では特に介護に将来性があるとみて提案を開始する。

 海外展への出展が初となるオールブルー(岡山県倉敷市)はデニムゾーンにブースを構えた。今後、海外市場での拡販を狙う中、まずインターテキスタイル上海に参加した。

 ブースではストレッチデニムやビンテージ、セルビッヂなどの備蓄販売品に加え、タオル織機で生産するデニム調生地を紹介した。ロープ染色糸を使ったパイル織物で、デニム調やシャンブレー、ジャカード品、シャーリング品もそろえる。

(上海支局)