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バウアーフリストッフェ「ラバラン」/日本での販売に注力/ウールの機能性訴求

2018年03月27日(Tue曜日) 午後4時25分

 ドイツのウール加工業、バウアーフリストッフェは、ウール不織布「ラバラン」の日本での販売に力を入れる。欧州では高級アパレルのスポーツウエアの中わたとして既に採用されている。ウールの機能性をアピールし、日本での販路開拓を目指す。

 ラバランはウールにポリ乳酸を混ぜて特殊な加工技術で不織布にする。ウールは欧州産で、羊の臀部(でんぶ)を切り取らないノンミュールジングウールを使用。ウールが持つ保温性や断熱性、吸排湿などの機能性に加えて、ウオッシャブル性、防臭・防汚性などを併せ持つ。

 同社によると現在、スポーツウエアの中わたは、保温性という観点から見るとダウンか合繊が主流。ウールはダウンや合繊に比べて、服の中の温度や湿度を適度な状態にすることに優れているという。

 日本での販売については、希少羊毛や特殊獣毛を販売するアルゴ・インターナショナル(愛知県春日井市)と総販売代理権契約を締結。国内の高級アパレルやスポーツウエアアパレルに加え、作業着などのユニフォームアパレルへの開拓を図る。

 バウアーフリストッフェのピーター・クロマー国際事業部マーケティング部部長は「これまでにない新しい素材として売り込む。当社は素材メーカーだが、ラバランをブランドとして認知度向上を図っていきたい」と語り、アルゴ・インターナショナルの小倉世暉社長は「ウールの良さを改めて提案していく」と述べた。