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シキボウ・大阪展/快適機能の新素材続々/電動ファンウエア素材も

2018年04月11日(Wed曜日) 午前11時41分

 シキボウは夏の暑さや冬の寒さの中でも快適に過ごせる機能素材の開発に力を入れている。10日、大阪市中央区のシキボウ本社でスタートした展示会で新たな素材を発表した。大阪展の会期は明日12日まで。

 夏場の新たな接触冷感後加工として「アイスキープ」を開発した。肌が冷たさを感じる仕組みを分析し、特殊な加工で肌の温感に直接働き掛ける成分を付加し、冷感性が長続きするようにした。スポーツウエアやインナーなど直接肌に触れるアイテムでの採用を狙う。

 従来、市場に流通する接触冷感素材の多くは生地が肌と接触した際に熱を素早く吸収することで冷たく感じる効果を得ていたが、生地と肌の温度が等しくなると冷感性が失われるデメリットがあった。

 冬場の発熱素材として吸湿発熱加工「サーモストック」、太陽光で発熱する加工「ソーラーギア」をアピールした。サーモストックは人の皮膚から放出される汗や水蒸気などの水分を吸収して発熱するためインナー向け。一方、ソーラーギアは赤外線を吸収し、熱に換える綿の発熱加工でアウターに適する。熱変換効率の高い合成セラミックを使用する。

 電動ファン(EF)付きウエア用の綿高混率素材も投入した。綿100%とポリエステル65%・綿35%混の素材があるが混率はオーダーにより変えることも可能。

 EFウエアはこれまで合繊高混率で薄地のものが多かったため、ファンの風により衣服が膨らみ見た目が良くないという着用者の声が上がっていた。綿混率を上げることで生地がしっかりするため服が変形しにくくなりスタイリングが改善されるという。

 EFウエア素材と同時に通気性と速乾性に優れた素材「アゼック」をインナー素材に提案することでダブルの涼感効果をアピールする。

 その他のユニフォーム素材としては織物のような見た目のニット素材「丸で織物」や冷感素材と転写シートを組み合わせた「アイスキープアタッチ」が新しい。

 東京展は18~20日、江東区のボーケン東京本部ビル4階で。