台湾/受注業務の自動化で覚書/アパレル儒鴻と資策会

2018年04月19日(Thu曜日) 午前10時55分

 アパレル受託大手の儒鴻企業(エクラ・テキスタイル)はこのほど、台湾政府系シンクタンクの資訊工業策進会(資策会)と受注業務の自動化に関する覚書(MOU)を取り交わした。これまで人手に頼っていた受注処理を自動化し、業務を簡略化するのが狙い。

 「自由時報」などによると、儒鴻は米ナイキやアンダーアーマーなど世界の大手アパレルメーカーを顧客に持つが、企業ごとに発注書の様式が異なることから、それぞれの企業を担当するスタッフが書類を読み込み、手動でシステムに入力する形を取ってきた。しかし資策会の自動化システムを利用することで、色やサイズなど受注に関する詳細を全てシステムが自動的に認識して入力し、作業効率を従来よりも90%高められるという。

 儒鴻の洪鎮海董事長は、「自動化システムを試験的に導入した結果、作業時間は従来の48時間から2時間へ大幅に短縮できた」と強調。「受注業務を短縮し、浮いた時間をほかの業務に充てることで、受注率の引き上げにつなげたい」と述べた。

 資策会は今後、人工知能(AI)を活用したスマート分析を導入し、儒鴻の生産効率をさらに高めていく考え。蕭博仁・副執行長は「AIやビッグデータを通じて、顧客の求める商品トレンドを把握したり、より正確な販売予測を立てたりすることができる」と話している。〔NNA〕