八木〈香港〉/リサイクル綿糸の拡販順調/製品事業を再構築へ

2018年04月20日(Fri曜日) 午前11時41分

 【香港=岩下祐一】ヤギの現地法人、八木〈香港〉が、リサイクルコットン「リサイカラー」の欧米向け販売を順調に拡大している。昨年10月の「インターテキスタイル上海アパレルファブリックス2017秋」の出展効果が表れている。今年は、製品事業の再構築に取り組む。

 パキスタンとインド、インドネシア製綿糸を中国広東省のニッターに販売してきたが、高品質で安価な中国製綿糸に押され、苦戦している。

 こうした中、昨年から注力するのがリサイカラー。中国の紡績工場でコンバーティングするリサイクルコットン糸で、環境負荷低減やサステイナビリティーへの関心を高める欧米ブランドをターゲットにしている。「ヤギはリサイクルコットンに10年以上前から取り組んでいる。その知見を生かしている」と安達丈二総経理は話す。

 昨秋のインターテキスタイル上海に出展し、リサイカラーを訴求したところ、複数の大手欧米ブランドから引き合いを受けた。これをきっかけに「本生産が幾つか始まっている」と言う。

 今年は、この2年間縮小していた製品事業の再構築にも取り組む。縫製は、バングラデシュを中心にASEAN地域の協力工場で活用する。日本向けの開拓から着手し、将来は欧米向けにも広げていく。