メーカー別 繊維ニュース

シキボウ/20年度に460億円めざす/今後の成長へ投資78億円

2018年05月14日(Mon曜日) 午前11時41分

 シキボウは、2020年度に売上高460億円(17年度比11・1%増)、営業利益32億円(14・3%増)、経常利益29億円(20・8%増)、純利益19億円(26・7%増)を目指す。11日に発表した新中期経営計画の中で明らかにした。

 清原幹夫社長は大阪市内で会見し、「次の成長に備えるために、前期までの3カ年経営計画比、約2・5倍の設備投資を行う」と述べ、「これまで既存事業の改革で未着手だった設備投資、新事業・素材の研究開発、人材育成に今期から力を注ぐ」考えを示した。

 投資額は78億円。内訳は産業材事業が最多の44億円、次いで不動産・サービスで13億円、繊維事業とその他でそれぞれ11億円ずつ。産業材事業ではカンバス製造の鈴鹿工場を拡張し生産力を増強する。繊維事業では国内・海外工場の設備更新や建屋の老朽化対策に充てる。

 繊維事業は20年度に売上高270億円(17年度比14・4%増)、営業利益8億円(8倍)を目標に掲げる。紡績糸販売では、インドネシアのメルテックス、ベトナムの協力工場、グループでタイの紡績糸販社J.P.ボスコ、3社の連携を強め海外販売に力を入れる。

 中東民族衣装用生地輸出の商況は今年度中は厳しい状況が続くと予想するが、20年度までに回復を見込む。好調なユニフォーム素材・製品販売は東京五輪の関連需要などで引き続き底堅い動きが続く見通し。

 病院・ホテル向けリネン事業を強化する。特にホテル分野でのシェアアップに取り組む。外国人観光客の増加でホテルのリネン製品の需要が高まっていることに対応する。病院・医療機関のリネン事業は得意の衛生機能加工などでさらにシェアを高める。