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富士紡HD/今期は基盤固め仕上げる/繊維や研磨材へ投資も

2018年05月15日(Tue曜日) 午前11時6分

 富士紡ホールディングス(HD)は中期経営計画「加速17―20」の2年目の今期、計画完遂への土台を構築する。そのための設備投資も進める方針で、繊維では大分工場に精紡機1台を下半期(18年10月~19年3月)に導入する。中野光雄会長兼社長は「中計では3年目から数字を伸ばすつもりでいる。今年度で基盤固めを仕上げる」と言う。

 17年度をスタートとする4カ年の今中計では、前半の2年を「変革の加速」ステージとし、基盤作りを推進している。設備投資では精紡機の導入のほか、研磨材事業で台湾に工場を立ち上げて8月に運転を始め、大分県内にも工場を建設する(土地購入済み)。

 繊維では製品事業での電子商取引(EC)も強化するとし、「BVD」と子会社のアングルの両方でEC化率の向上を図る。BVDはEC売上高10億円(18年3月期は約6億円)が一つのターゲットになり、中計期間中での到達を狙う。アングルは資源を積極投入して拡販のためのベースを作る。

 中野会長は「EC拡大のための人材も必要になるが、要員が不足しているのは事実。採用も思うように進んでいない」とした。その上で「当社繊維事業における川上分野の人間を再配置することも念頭に置いている」と話した。