山九/インドネシア/日系初の繊維製品輸出向け保税倉庫

2018年05月17日(Thu曜日) 午後3時31分

 総合物流の山九はこのほど、インドネシアの西ジャワ州ブカシ県に所有するチカラン物流センターで、既存倉庫の一部についてアパレル製品の保税物流センター(PLB)の認可を取得した。日系企業が繊維製品の輸出目的でインドネシアのPLB認可を取得したのは初となる。

 インドネシア現地法人の山九インドネシア国際が、ブカシ県デルタマスシティー内の中国インドネシア統合工業団地(KITIC)に保有する倉庫は、面積が東部工業団地内で最大級の約4万平方メートル。このうち1万平方メートルについて先月末にPLBの認可を取得した。蔵置期間は最大3年。日系アパレルメーカーが現地生産し、日本向けに輸出する製品を保管する。

 山九の広報担当者は新たに認可を取得した倉庫について、「日本の保税センターに比べ保管費用が安く、大量生産を行うメーカーにとってメリットが大きい」と説明する。

 従来は、日本の倉庫に保管するため、生産のたびに発送しなければならず、その都度発送費用がかかっていた。「今後はまとめて輸出できるようになり、発送頻度を減らすことでコスト削減ができる」と強調した。

 担当者は「倉庫については今のところ増築の予定はないが、顧客のニーズに応じて今後、繊維製品以外の分野でもPLB認可を取得していく」と計画を語った。

〔NNA〕