JNTO推定/過去最速で累計1千万人突破/18年1~4月訪日外客数

2018年05月23日(Wed曜日) 午後4時4分

 日本政府観光局(JNTO)はこのほど、2018年4月の訪日外客数の推計を発表した。4月の訪日外客数は前年同月比12・5%増の290万1千人で、17年4月の257万9千人を30万人以上上回り、単月として過去最高を記録した(これまでの最高は17年7月の268万2千人)。18年1~4月の累計は前年同期比15・4%増の1051万9千人となり、これまでで最も早いペースで1千万人を超えた。

 航空路線の新規就航や増便、チャーター便の運航による航空座席供給量の増加に加え、訪日需要が高まる春に向けて各市場で展開した、春の魅力を訴求する訪日旅行プロモーションの効果も相まって、訪日外客数全体としては堅調に推移した。

 市場別では、台湾、タイ、フィリピン、ベトナム、インド、フランス、ロシアで単月として過去最高を記録したほか、韓国、中国、シンガポール、マレーシア、豪州、米国、イタリアで4月として過去最高を記録した。

 韓国、中国、台湾、香港の東アジア4カ国・地域で全体の66・2%を占め、これに東南アジアとインドを加えたアジアで80・8%を占める。JNTOがまとめた東アジア4カ国・地域の概況は次の通り。

〈中国 前年同月比29・2%増〉

 中国は、前年同月比29・2%増の68万3400人で、4月として過去最高を記録。個人旅行者(FIT)向けキャンペーンや会員制交流サイト(SNS)での情報発信が旺盛な個人旅行需要を後押ししたことなどにより団体旅行、個人旅行とも好調に推移した。

〈韓国 4月として過去最高〉

 韓国は、前年同月比15・1%増の63万8500人で、4月として過去最高を記録した。SNSでの動画配信など継続的な訪日旅行プロモーションの効果に加え、新規就航や増便による航空座席供給量の増加や外国旅行需要全体の増加傾向もあり、訪日者数は堅調だった。

〈台湾 単月として過去最高〉

 台湾は、前年同月比13・7%増の47万人で、単月として過去最高を記録。昨年は4連休であった清明節休暇が今年は週末と合わせ5連休となったことに加え、増便やチャーター便の就航による航空座席供給量の増加やクルーズが多数寄港したことも増加要因となり、訪日者数は堅調に推移した。

〈香港 前年同月比14・1%減〉

 香港は、前年同月比14・1%減の17万9900人だった。航空座席供給量の増加など、訪日需要を下支えする要因はあったが、昨年は4月中旬からだったイースター休暇が今年は3月末からとなったことによる影響もあり、訪日者数は前年同月を下回った。