インドネシア/前年同期比11%増/1~3月の既製服輸出

2018年05月24日(Thu曜日) 午前11時34分

 インドネシア繊維業者協会(API)によると、今年第1四半期(1~3月)の既製服の輸出額は前年同期比で約11%伸長した。日本や韓国からの需要増が輸出の伸びに貢献した。「ビスニス・インドネシア(電子版)」がこのほど伝えた。

 APIのアデ会長は「繊維産業は従業員のデモが起これば生産がストップし、納入期限に間に合わなくなる。高いコストを費やしてでも航空輸送に頼るなど、コスト面への直接的な打撃が生じる」と説明。「デモを抑制するために、政治の中心地から離れた中ジャワ州などへ工場を移転することが効率化につながった」と語った。さらに中ジャワ州は最低賃金も首都圏に比べて安く、「過去3年で多くの企業が工場を中ジャワ州へ移転したことが、輸出増の鍵となった」と述べた。

 アデ会長は輸出先国として、中国の次に欧州が大きな市場を持っていると発言。一方で、ベトナムやバングラデシュの製品は輸入税を免除されているのに対し、インドネシア製品は11~19%の高い関税がかけられていることから、欧州への輸出拡大は困難との見解を示した。

 昨年通年の繊維製品の輸出額は前年比6%増の125億3千万ドルだった。

〔NNA〕