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モリリン/ユニフォームで20%増収/東京、中国内販を拡大

2018年06月01日(Fri曜日) 午前11時46分

 モリリンは今期(2019年2月期)、ユニフォーム向け生地・縫製品売上高で前期比20%増を目指す。備後ユニフォームアパレル向けの販売が底堅い上、東京市場の拡大も寄与する。中国内販も大幅な伸びを見込む。

 繊維資材グループの山田敏博統括部長は「東京は市場性がある。拡大に向けて2人体制に増強した効果が表れている」と強調する一方、商品力や供給体制も評価されているとして、拡販に手応えを示す。

 特に商品力については糸からの開発素材の投入やそれを背景にしたODMビジネスが特徴。今期も新開発の吸湿・発熱性素材「コズミックスウォーム」や導電性ミシン糸の新タイプ「グラボン」など「新商品の投入で取引の拡大を図る」と言う。

 コズミックスウォームはポリエステルとアクリレート系繊維から成る粒わたと中わたで、独自の混綿製法(特許申請中)により開発した。吸湿発熱性だけでなく消臭性や速乾性を併せ持ち、防寒衣料向けに投入する。

 グラボンは国際電気標準会議(IEC)の「IEC61340」規格に準拠したもので、IEC対応ユニフォームに求められる袖間抵抗を抑えられる。その他、素材開発PTにより開発した軽量素材「マジ軽エアー」、汗染み対策素材「サラバーセ」にも力を入れる。

 17年増収となった中国内販は「大型の別注案件が増えている」ことから、18年は大幅な売り上げ拡大を目指す。その一環で、4月に中国・上海で開催された「中国国際労働防護用品交易会」に出展した。3回目の出展で、「中国のユニフォームも高級品志向が強まっている。これは当社の戦略にも合致しており、展示会も盛況だった」と言う。ワーキングウエア「エコグリーン」ブランドも浸透してきており、18年での拡大に手応えを示す。

 一方、製造コストが上昇する中、ベトナムで素材からの一貫生産の構築も課題に挙げた。既に数社、現地での生産委託先をピックアップしており「年内には確定したい」と考えている。素材生産は綿、ポリエステル・綿混、ポリエステル100%使いからのスタートを計画する。