インドネシア/西ジャワの繊維上流産業2社が工場閉鎖

2018年06月05日(Tue曜日) 午後3時25分

 インドネシア合成繊維生産者協会(APSyFI)によると、西ジャワ州で操業する繊維上流産業2社がそれぞれ昨年末から今年初めにかけて工場を閉鎖している。安価な輸入製品の流入が原因で、国産の繊維原料の減少にもつながると懸念している。「インベストール・デーリー」がこのほど伝えた。

 APSyFIのレドマ事務局長は、2社の社名は明かさず、カラワンの工場が昨年末に、バンドンの工場が今年初めにそれぞれ閉鎖したと説明。このほかにも現在多くの工場で従業員が自宅待機していることから、このままでは繊維上流産業の工場閉鎖が相次ぐことになると危機感を募らせた。

 下流産業でも、生地の輸入が増加しており、今年は国内で流通する生地に占める輸入品の割合が6割に達すると予想した。

 レドマ事務局長は、貿易相令「2017年第64号」で繊維の輸入規制が一部緩和され、保税物流センター(PLB)を通じた繊維輸入が増加したことが背景にあると指摘。繊維産業は、国内生産が不可能な綿を国内のPLBに保管する目的でこの規制緩和を支持したが、多品目の繊維製品・原料の輸入に利用されている現状を受け、品目を限定するべきと主張した。〔NNA〕