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モリリン/AI活用で精度高める/7月から自社で本格化

2018年06月08日(Fri曜日) 午前11時13分

 モリリンは7月、人工知能(AI)を活用した生産・販売の精度を高める取り組みをスタートする。

 米国のAI関連企業と提携し、商品企画から生産、販売、在庫管理までの精度を向上させるこの取り組み。アルゴリズムを既に確立済みで、ビッグデータを収集している。自社のビジネスで7月にスタートし、外部への有償による提供も視野に入れる。6、7の両日、EBiS303(東京都渋谷区)で開いた19春夏展示会で「ファッション・テック」としてこの取り組みを披露した。前回展でも一部紹介したが、今回展では「高次元のアパレル・流通に向けた提案」として紹介した。

 同展ではファッション・テックに加えて、サボることを研究する「SABO LABO」も注目を浴びた。家事の手間を省くさまざまな工夫を、段ボールを使用した什器(じゅうき)「リボード」を使いながら紹介。例えば、ランドリー向けで抗菌防臭ネットを使ったランドリーネットや抗菌・防臭に加え速乾性を持つタオル、キッチン向けには珪藻土製でサイズの異なるマットなどの提案を行った。

 総合展初出展となる繊維資材グループは、ユニフォーム向けに軽量織物「マジ軽エアー」や吸湿発熱性などが「コズミックスウォーム」などを中心に出品。ホワイトとラインで構成された縫製品展示は異彩を放っていた。

 スポーツウエア向けには、ポリエステル紡績糸「ドライミックス」の新シリーズのドライミックス・デニムを訴求。原着わたを使い光沢感を抑えた。19春夏向けから販売をスタートする。

 会場入り口に設けたコンセプトルックは資本提携する「ヴゼット」を四つのテーマで発信。それぞれ、セルロース繊維とポリエステルとの複合糸「セルアーマーハイブリッドヴィスコース」▽アンモニア、イソ吉草酸、酢酸、ノネナールの四大臭気の消臭性を持ち毛羽も少ない特殊紡績糸「D+」▽キュプラ繊維などを使用し福井産地で生産した薄地織物「♯F2」▽ストレッチ加工によるポリエステル糸「バルジー」使い――などを縫製品で表現した。