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トンボ/トンボ倉吉工房スポーツ館が竣工/スポーツウエア自社生産10%増強

2018年06月21日(Thu曜日) 午前11時41分

 学生服メーカーのトンボ(岡山県岡山市)は20日、「トンボ倉吉工房スポーツ館」(鳥取県倉吉市)の完成に伴い、竣工(しゅんこう)式を行った。近藤知之社長をはじめ同社首脳や関係者、倉吉市の石田耕太郎市長といった来賓など60人が参加。近藤社長は「今回の倉吉工房スポーツ館の増設でスポーツ衣料の自社生産比率を現状より10%高める」と述べた。

 新工場のスポーツ館は、国内で九つ目の工場で、スポーツウエア専用工場としては三つ目となる。2014年から稼働するブレザー生産のトンボ倉吉工房スクール館に併設し、スポーツ衣料などのジャージーの上下物やウオームアップウエア、介護・メディカルウエアを生産する。

 生徒数の減少が進む中、同社のスクールスポーツ事業は18年入学商戦で200校以上の新規獲得校があり、来年の入学商戦に向けても「順調に新規採用校の獲得が進んでいる」(近藤社長)ことから、工場の新設に踏み切った。安定した生産体制を整えることで品質やコスト、納期への対応力の向上を図る。

 新工場は敷地面積が6400平方メートル、床面積は730平方メートルで鉄筋2階建て。ミシンやアイロン台など120台を配置する。トンボ倉吉工房の井原長武社長は、「倉吉の企業として地域に貢献し、業界ナンバーワンの品質を目指す」と述べ、初年度は年間4万点、2年後には12万点の生産を計画する。

 同館の従業員は20人で、うち5人は新卒採用。「人手不足といわれる中、順調に人員の確保ができた。3年目までには40~50人に増員する」(井原社長)と述べ、倉吉工房全体で人材育成にも力を入れる。